ベランダでビール

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2011.11.19 Sat 箱のこと

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「箱」について少し。
「箱」の中身が気になるのです。
「箱」の中身を見ればその人を知った気になりそうな気がするのです。

そんな気になる「箱」にまつわるおはなしを。

・・・・・・・・・・
「箱」が似合う数少ないバイクがカブです。

アイリスボックスから鉄箱、
木箱まで似合ってしまう乗り物はなかなか思い当たりません。

それはカブが単に移動する為の乗り物ではなく、
ものを運ぶことも考えられたカタチだという事とも、
無関係ではないのでしょう。

趣旨は違いますが、
旅をする為の自転車であるランドナーに、
フロントバッグが似合う事にも同じ事が言えると思います。

・・・・・・・・・・
ランドナーは70年代に普及した自転車ですが、
衰退した今もハンドメイド工房で職人がコツコツと作り続けています。

「自転車で旅をする」なんて想像しただけで、
郷愁漂う画が浮かびあがってきますが、
「カブで旅をする」という事も想像すれば、
十二分に郷愁漂う画が浮かびあがってきますね。

・・・・・・・・・・
郷愁。
年配の方から見れば若者に見られ、
若者から見ればおっさん予備軍に見られる微妙な年頃の自分ですが、
最近郷愁漂う風景に心を惹かれる事が多くなりました。

つい先日に祖父を亡くし、
葬式の帰りに十数年ぶりに祖父の家に寄りました。

家も含めて周囲の景観はほとんど変わっておらず、
歩を進めると色々な思い出がよみがえってきました。

そして祖父の家の前の駐輪場で足が止まり、
祖父のスーパーカブを借りて友人とツーリングに行った事を思い出しました。

そのカブには黒い鉄箱が付いていて、
鉄箱とシートのクリアランスがほとんどなかったので、
段差を越えるたびに、
鉄箱の角の部分で背中をうって痛かった事を思い出しました。

・・・・・・・・・・
くだらない思い出ですが、
今となっては大切な思い出です。

このツーリングの行き先は北海道でしたが、
トラブルで途中で断念。
ピカピカに洗車してやってから祖父に返した事を、
ついこの前のように思い出します。

・・・・・・・・・・
あの時のように遠くへ走りたいという願望もありますが、
今は近場でも自分の知らない魅力ある場所がたくさんある事を知りました。

そして自分が訪れた場所や経験した事は、
いずれはセピア色の思い出に変わるのでしょう。

・・・・・・・・・・
鉄箱付きのカブを貸してくれた祖父はもういませんが、
僕は箱付きのカブに乗っています。

シートと箱のクリアランスは試行錯誤を重ねた結果、
絶妙な「間」を設ける事に成功したつもりでしたが、
この前背中に箱が「ヒット」しました。

今考えればこれは「わしの事を忘れんなよ」という
祖父からの呼びかけだったのかもしれません。

クリアランスはしばらくこのままにしておきます。

そんな中陰中の夜。







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